<Blog> コンバートすること

ひさしぶりに、ブログを書こう。

12月1日に、異動の人事があり、開発職から事業担当へコンバートとなった。 エンジニアだと名乗って生きてきたこの数年間、エンジニアの道を極めることなく、一旦寄り道することになった。 寄り道は必ずしも悪いものだとは限らない。うさぎと亀に出てくるうさぎのように、道端で寝てしまってはダメになってしまうけど、今までと違う景色を見ながら最終的に同じ目標地に達するなら、刺激は多いほうが人生楽しいしね。

このチャンスを手にいれる直前に、たまたま知った言葉があった。

「計画的偶発性理論」

計画された偶発性理論(英語: Planned Happenstance Theory)とは、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提案したキャリア論に関する考え方。 個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。 その計画された偶発性は以下の行動特性を持っている人に起こりやすいと考えられる。

  1. 好奇心[Curiosity]
  2. 持続性[Persistence]
  3. 柔軟性[Flexibility]
  4. 楽観性[Optimism]
  5. 冒険心[Risk Taking]

参考:計画的偶発性理論 - Wikipedia

新卒で入ってから、刺激がありそうな仕事を求めて、自分のキャリアを考えてきた。 決断を迫られたら、消去法でリスクがないほうを選んだり論理的に解を求めるのではなく、つらそうきつそうな方を選んできた。 それ自体が、結果的に自分をいいほうに向かわせてきたと思うし、飽きずに仕事に迎えたのだと思ってる。 エンジニアの職業を選んで、社会人生活を始めたわけだけど、もともとプログラミングをやったこともなかったし、信頼できる仲間ができさえすれば、実は仕事内容はそんなに重要じゃないという性格だったんだなあと、最近やっとわかってきた。

そんな考え方が、この「計画的偶発性理論」を生む性質そのものだったんだと気付いたときに、鳥肌がたった。 もちろん、こういう精神性がすべてを引き寄せたわけではないと思うけど、少なからず、後から答え合わせ的に、あーやっぱりと思えるということは、その人に自信を持たせるという意味で、なにか100点しか取れない小学校のテストのようなシンプルさで印象が良い。

新しい職場

そんなことを感じてたら、社内ベンチャー部署に入らないかというお誘いがあった。 またとないチャンスでやってみたいなと感じたが、脳内で現在のポジションとこれからの未来をいったん倉庫にしまわないといけなくなることを天秤にかけてみた。そこで、脳内で出た答えは、よりチャレンジングなほうを選べ、ということ。今の仕事を続けていれば、やがて職務も拡大していき、今できていることを少しずつ広げていくことになるだろう。だけど、ここで、がらっと他の仕事をできるようになれば、T字モデルのスキル開発からπ字モデルのスキル開発へシフトできる。それがきっと将来、自身を助けると思った。

新しい職場で2週間が経った。仕事内容が違いすぎて戸惑う毎日。また別の機会に書いておこうと思う。